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80年〜83年ごろに世間を賑わせたガンダムブームというのは、実は存在せず、ブームとなっていたのは実はその 派生的存在であるガンプラであったといえるのではないだろうか? その象徴ともいえる、千葉のスーパーで起こったエスカレーターでガンプラ目当ての小中学生19人が将棋倒しにな った事故を始めとして、その熱狂振りは現在のガンプラ大ヒット状態ですら及びもつかないほどの熱狂振りであったと いう。 それは、もしかしたら、現在の「ガンダムファンとアニメファン」の為にあるガンダムとは全く違った形― 一般層によ って常に支持されているロボットアニメ、というものが存在できたのかもしれない、という可能性をも夢想させるもので あった。 今こそ我々は当時のガンプラブームを実証的に検証すべきなのではないだろうか。 そこには、我々が求めていたはずの、何かがあったはずなのだから。 そう。例えば、プラモを通した人と人との暖かい触れ合い― プラモを作ることで、人に感動を与え、誰かを幸せにすることが当然のように 出来る― これは、当時の熱いファンたちが持っていた情熱ならば、世界を変えてまで作り出すこと が可能だったかもしれない、一つのディオラマの物語である― (というのは、まあ、冗談ですが。) 『ディオラマ大作戦』 本作は、コミックボンボンでの『プラモ狂四郎』が大人気、つまりガンプラブームの熱狂のさなか、『プラ狂』の原作 者でもある安井尚志氏が村上としや氏と組んで、今やガンダムの漫画が載ることなど有り得ないであろう「月刊 少年マガジン」にて1984年1月号〜9月号まで連載した作品である。 今ではガンプラファンの間ではカルト作品としてなかなか高い知名度を誇ることになってしまった本作。 結構色々な所で紹介されているのだが、この度単行本が手に入ったのがうれしかったので、突発的に特設コーナ ーを作ってしまった。 これで本作のすばらしさの欠片を感じていただければ幸いである。 第1巻 第2巻 戻る |